海外大学連携プログラム
カリフォルニア大学バークレー校HaasビジネススクールSaikat Chaudhuri教授による講演会「企業の変革および起業家精神と革新の重要性について」を開催しました
2024年3月19日、上智大学Sophia Future Design Platform推進室(プロフェッショナル・スタディーズ事務局)は、カリフォルニア大学バークレー校Haasビジネススクール(以下バークレーHaas)のSaikat Chaudhuri教授を講師に招き、「企業の変革および起業家精神と革新の重要性について」と題して講演会を開催しました。
本学では、カリフォルニア大学バークレー校エグゼクティブエデュケーション(以下、バークレー Exec Ed)およびバークレーHaasとの連携により、プロフェッショナル・スタディーズ(以下、PS)会員企業を主対象とした4日間の短期ビジネスコース「Innovation Boot Camp」を2024年12月に開設します。
本講演会はInnovation Boot Campの開設記念として開催。PSに参画する会員企業の社員、バークレーHaas およびバークレー Exec Edの招待者、ならびに本学在学生など、約200名が参加しました。
Chaudhuri教授ははじめに、「イノベーションやアントレプレナーシップ、イントレプレナーシップ(社内起業家精神)、また既成概念の破壊を実現するスタートアップによる成長によって、日本は再び世界で新たなリーダーシップを発揮するだろう」と日本への大いなる期待を語りました。
また、近年DX(デジタルトランスフォーメーション)により世界が激変したことで、巨大テック企業ではリストラが進む一方、スタートアップはAI、コンシューマーテック、ライフサイエンス、グリーンテック、航空宇宙といった分野で成長していることにも触れました。
業界によって異なる成長トレンドを把握することの重要性を強調するとともに、かつてのリーディングカンパニーが衰退する一方で、大企業の中でも新たな技術変革を取り入れイノベーションを起こした企業の具体例を挙げながら、「テクノロジーや市場の動向を予測しようとするのではなく、観察することで変化のタイミングを見つけ出し、迅速に対応する必要がある」と語りました。
実際にイノベーションに成功した企業の特徴として、1.強いコミットメントを持つリーダー(チャンピオン)の存在、2.新しいアイディアと能力を組織外にも求める体制、3.リスクを取って挑戦するカルチャーを挙げ、「日本は未来に投資し重要なタイミングを掴むことで、再びテクノロジーとイノベーションを牽引するだろう」と会場の参加者へ熱くエールを送り、約1時間の講演を締めくくりました。
参加者の声(一部抜粋)
プロフェッショナル・スタディーズ会員
- 「まさに知りたかった大企業におけるイノベーションの起こし方のヒントを得ることができた」
- 「実際の企業例を様々頂けたので、具体的なイメージがしやすかった」
- 「新しいことに挑戦するワクワク感に再度気づくことができた」
- 「大変わかりやすくパッション溢れる講演に勇気をもらった」
- 「ミドルマネジメントの役割について改めて考えることができた」等
本学学生
- 「学生として今後の未来にパッションを持てた」
- 「これまで経験したことのない講演と質疑応答であったため、さらに深く学びを深めたいと思った」等
Innovation Boot Campとは
上智大学とバークレーHaasおよびバークレー Exec Edとの連携により、「革新的なリーダーになるための先進事例と実践的なツール」をテーマとして行う4日間の短期ビジネスコースです(PS会員企業が主対象)。
参考記事
大学報告記事HP